8月12日から23日まで行われた県高校軟式野球大会で桐蔭学園高校軟式野球部(芹川浩二監督)が準優勝を果たした。
同大会は新型コロナウイルスの影響で中止となった全国高校軟式野球選手権神奈川大会の代替大会で、22チームが参加。同部は14日に行われた初戦で横浜高校に6対3で勝利すると、17日の横浜修悠館高校に3対0、22日の準決勝で栄光学園高校に2対0で勝利。2016年以来の神奈川制覇に向け、慶應義塾高校との決勝に臨んだ。
横浜スタジアムで行われた決勝戦には、股関節痛を抱えていた主将の樋口裕之君が今季初登板。全試合4番で出場していたが、「ずっと投げたかった」と振り返る樋口主将の気持ちを芹川監督が汲み、マウンドに送り出した。樋口主将は「絶対に点を取らせない」と9回無失点と力投を見せるも投手交代後の延長10回タイブレークで失点。0対2で競り負け、惜しくも準優勝となった。
進学校でもある同校。3年生はマネジャーを含め21人だったが、代替大会ということもあり、夏まで部活動を続けたのは半数。2月下旬から全体練習もできない中、樋口主将はウェブ上でミーティングを重ね、代替大会の開催が決まってからは「やるからには勝ちたい」とモチベーションを上げてきたという。
準優勝という結果に樋口主将は「悔しいけれどハマスタで試合をできたことは思い出になった。(代替大会の開催で)夏まで野球ができた。ありがたかった」と感謝を口にする。将来は教員となり、野球の指導者になりたいと話す樋口主将。「野球は当たり前にできるわけではない。野球をできることは幸せだと伝えたい」と話していた。
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