中学生に自らの防災意識を高めてもらおうと、もえぎ野中学校が2年生を対象に11月16日、「防災フィールドワーク」を実施した。
生徒たちは班ごとに分かれ、災害時に避難することになる地域防災拠点のほか鶴見川などのチェックポイントを巡り、防災に関するクイズに参加。チェックポイントの一つとなった赤田西公園のグラウンドでは、大雨などの災害時に貯水池として雨水を貯められることからその面積を尋ねる問題が出題され、生徒たちが歩いて面積を調べていた。
参加した斎藤奏君は「(防災拠点の)小学校に行き避難場所を再認識することができた。たくさん歩いて疲れたが、楽しく防災に関心を持つことができた」と語っていた。また、生徒・保護者がフィールドワークの内容を視聴できるよう当日は動画撮影も行われた。
初めての取り組みとなった防災フィールドワーク。新型コロナウイルス流行の影響から元々の校外学習の予定地には行けなくなったが、今回、災害時に自分の身を守る行動を生徒に身に付けてもらうと同時に、班行動での実践を通して来年の修学旅行につなげようと実施。事前学習では生徒たちが班ごとにハザードマップも制作しており、身近な地域に潜む危険について直接、目で見て理解を深めていた。
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