横浜市のSDGs認証制度「Y-SDGs」の第2回認証事業者がこのほど発表され、区内から4事業者が選ばれた。認証事業者は市のHPなどでPRされるほか、更なる取り組み支援を受けられる。市は認証制度を活用して多くの事業者がSDGsに取り組むことを期待している。
今回区内から選ばれたのは、(株)石勝(いしかつ)エクステリアと星槎高等学校、星槎中学校、(株)タウンニュース社の4事業者。
SDGs(持続可能な開発目標)は2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。「貧困」や「ジェンダー平等」「クリーンなエネルギー」など17項目の目標で構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っている。Y-SDGsはそのSDGs達成に向けて取り組む事業者を市が認証する制度。昨年11月の第1回認証事業者には区内からは上位ランクに日舗建設㈱(若林訓晴代表取締役)、通常ランクで都筑開発㈱(土志田嗣朗代表取締役)が選ばれた。
みどりとともに
新石川に業務センターがある石勝エクステリアは、東急不動産の子会社として造園、土木工事などを主な事業とする。商業施設や集合住宅の屋上・壁面緑化などを多く手掛けるほか、自然観察会や屋上庭園での菜園教室なども実施し、緑を生かした景観、街づくりに貢献していることなどが評価された。同社担当者は「環境創造企業として、今後も横浜市と協力しながら、気候変動対策や生物多様性保全などの取り組みを通じてSDGsの達成に貢献していきたい」と話した。
生徒主体でSDGs推進
星槎高等学校、同中学校は法人の事務局がさつきが丘にあり、各校舎は旭区や緑区にある。両校は横浜市が進める再生可能エネルギーの施策に賛同し、2019年から校舎で使う電力に青森県横浜町の風力発電の電力を活用。その取り組みを通じて星槎グループ全体で再生可能エネルギーについて学ぶ「星槎電力プロジェクト」も行っている。
また、アフリカやアジアの学生や大使館、国連関係者などを招き、環境や貧困、人権などについて考える国際交流イベントを毎年開催している。同校の担当者は「次世代を担う生徒たちがSDGsを通じて将来を考える機会になってほしい。これからも生徒たちと取り組みを続けていきたい」と話した。
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