児童生徒に1人1台の端末を配布し、教育ICT環境を整備する「GIGAスクール構想」に基づき、横浜市は児童にタブレット、中学生にノートパソコンの配布を完了。青葉区の市立学校でも取組みが進んでいる。
市のプログラミング教育実践推進校に指定されている鴨志田中学校(浜崎利司校長)では、5月6日にノートパソコン型の「クロームブック」が配布された。現在はICT担当の教員らを中心に授業での活用を始めており、11日には1年3組の生徒が社会科の授業で仏パリの画像をネットで検索し、レポートにその画像を挿入する方法などを学んでいた=写真。生徒の根橋りささんは「今までのパソコンよりも使いやすいので面白い」と笑顔で話し、小佐井奈生(だいき)さんは「レポート作成など使える幅が広いので、活用していきたい」と語った。ICT担当の緒方悠教諭は「まずは端末に慣れ、目標は自分で端末やアカウントを管理できるようになること。レポート作成などで活用していくが、大人の発想を超えたものを作ってくる生徒も出てくると思うので楽しみ」と語った。
教員の活用がカギ
実際にICT化を進めていくには個々の教員が授業に取り入れていくことが欠かせない。同校ではICT支援員の協力も得ながら研修を進めている。緒方教諭は「苦手とする先生もいるが、校内アンケートに端末を活用して効率化するなど働き方改革にも役立てられる。研修を重ね、上手に活用したい」と語る。
市教育委員会によると、小学校・特別支援学校に配ったタブレット端末は初期設定が必要で、5月末をめどに全校で完了させ、本格的に活用していくとしている。
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