国家公務員共済組合連合会が所有する元石川郵政宿舎跡地=美しが丘二丁目=について、横浜市はまちづくりの機会と捉え、都市計画決定・変更の素案を作成した。現在、素案説明会の動画が公開されている。
同跡地はたまプラーザ駅から北へ約600mの立地で、美しが丘公園に隣接する約4ha。市は就労や生活支援などの機能を誘導することと、広場や歩道など公的空間の整備を目指しており、都市計画の決定・変更を行うのは同連合会協力の下、公募売却の前に建築物の制限等を定めるためだ。
市素案は用途地域、高度地区の変更と地区計画の決定を行うもの。跡地を横断する道路を境にA地区・B地区に分け、それぞれ用途地域は第一種中高層住居専用地域から第二種住居地域に、高度地区は第3種高度地区から第4種高度地区に変更する。
地区計画では「多世代かつ多様な住民が、暮らし、交流し、働き、活躍するまちへの再生」を目標に定めている。地域に必要な機能である事務所や店舗、学校、図書館、ホテル、老人福祉センター、病院、学習塾などについては、容積率や高さを緩和し、誘導しやすくする。一方、用途地域の変更に伴って建築が可能となる娯楽施設などは制限をかけ、立地できないようにしている。
説明会動画はYouTubeで10月19日まで公開。「横浜市市素案説明会」で検索。また、6日まで質問書も受付中。都市計画市素案(写し)は5日から19日まで青葉区役所区政推進課などで縦覧できる。
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