高齢者の健康維持を目的に転倒予防運動を広めている「NPO法人神奈川県転倒予防医学研究会」(朝香好平理事長/美しが丘)が10月4日、横浜市から事業内容などが認められ認定NPO法人となった。朝香理事長は「活動が認められて嬉しい。今後も更に運動の普及に努めていきたい」と力強く語った。
認定NPO法人制度は、NPO法人への寄附を促すため、寄附金控除など税制上の措置を設けて活動を支援するもの。所轄庁(今回は横浜市)が認定を行うもので、法人の運営組織や事業活動が適正か、公益の増進に貢献しているかなどの基準で審査され、その活動を認めたことになる。横浜市内では現在、65法人が認定を取得している。
神奈川県転倒予防医学研究会は2013年に設立。高齢者が要介護や寝たきりになる原因として転倒による骨折が多いことから、同会ではストレッチやバランス運動による「転倒予防運動」の実施や指導員の育成を図ってきた。たまプラーザ地域ケアプラザなどで年間100回近く教室を開催してきたほか、コロナ禍ではネットを活用したライブ配信なども行ってきた。
認定を受け、朝香理事長=写真左から2番目=は「認定を受けられたことは私たちの活動が評価されたということなので大変嬉しい」と喜びを語り、「高齢者が転倒せず健やかで心豊かに暮らせるよう、今後も運動の普及を進め、青葉区内だけでなく横浜、神奈川にも活動を広げられるようにしていきたい」と意気込みを語った。
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