青葉区鉄町にある桐蔭横浜大学(森朋子学長)と、株式会社横浜ビー・コルセアーズ(白井英介代表取締役)が10月7日、地域・社会貢献および、学生やアスリートに対する人材育成に寄与することを目的に、連携・協力に関する協定を締結した。
今回の協定は、現代社会の課題解決に貢献できる人材を育成するため、改革を進めている同大学と、「市民の生活に近いクラブ」として地域貢献活動を実践しているプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」の思惑が合致。プロスポーツクラブの経営やビジネスモデルを学生に身をもって学んでもらうこと、学内外での地域貢献活動に両者が連携して取り組むことなどが盛り込まれた。
さらに、近年注目されるアスリートのセカンドキャリアを支援するプログラムの構築についても、共同で検討する内容が含まれている。
「リアル」学ぶ機会に
同大学で行われた調印式には、森学長と白井代表取締役らが出席。それぞれが協定書にサインし、無事に締結された。
白井代表取締役は、「華やかに思われるプロスポーツの世界だが、地道な集客や地域貢献活動など、泥臭い部分も多い。そんな現場の『リアル』を学生と共有していくことで、将来、一人でも多くスポーツ業界に戻って来てくれればうれしい。今回の協定は第一歩。桐蔭横浜大学と連携を深めながら、相互の活動を通じて地域に貢献していければ」と力強く語った。
森学長も「今の大学生は、まさにコロナ世代。そんな時でも、心を一つにするという意味では、スポーツは大きな力を発揮する。大学とプロチームが実践的な学びの場を提供しながら、同じ目的を持ってタッグを組むことで、青葉区から市、県、全国へ誇れるようなモデル事業を構築していきたい」と意気込んだ。
協定に関して、具体的な活動内容はこれから詰めるとしながらも、地域の小学校へ学生や選手を派遣するアイデアなども出された。
白井代表取締役は「横浜ビー・コルセアーズは若いチーム。教育機関との連携は選手にもチームにもプラスになる。クラブに関わる人が増えていくことで、地域の中での影響力も増していくと思う」と語った。
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