貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立
11月23日
桐蔭横浜大学の学生団体「モノクローム」(井川貫太郎代表)が、青葉区の農家と協働でサツマイモを栽培し、焼き芋として販売する計画を進めている。耕作放棄地や農業の担い手不足などの問題に学生が向き合い、農業の活性化に一役買えないかと奮闘している。
「楽しみながら学ぶ」をコンセプトに、2年生8人、1年生25人で活動している同団体。大学周辺の鉄町は緑豊かである一方、耕作放棄地と思われる畑や農家の高齢化、後継者不在の問題が見えていたという。そこで大学生の立場で農業に挑戦し、耕作放棄地の活用につなげられないか活動を始めたという。
農業経験は全くないため、農業指導や農業に関わるコンサルティングを行っている金子栄治さんに協力を依頼。また、比較的栽培が容易なサツマイモを選び、「SWEET POTATO PROJECT」と題して活動を進めてきた。
10月2日に元石川町の畑で初収穫したサツマイモ「シルクスイート」は大学の倉庫で熟成させ、11月に大学内で焼き芋として販売するほか、12月中旬には「ネクサスチャレンジパーク早野」(川崎市麻生区早野1150の2)で一般販売も予定。今回は耕作放棄地での栽培ではなかったが、来年度は耕作放棄地の活用も考えているという。
収穫作業を終えた井川代表は「大学生でも体はきつい。農業は大変で、問題点も見えてきた」と学びがあった様子。販売予定の焼き芋は「子どもに食べてもらい、農業を考える機会になれば」と語った。一方、金子さんは「農業をやる人が減っている。大学生が農業を知り、仕事としての選択肢となるような経験になれば」と話していた。
貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立11月23日 |
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