横浜市が、2022年から公共交通の機能補完などを目的に市内広域で社会実験を行っているシェアサイクル。青葉区でもこれまでに19カ所で稼働していたが、5月16日に市内初となる雨水調整池を活用した3カ所を含む合計5カ所が新たに整備された。住宅地周辺から駅までの買い物や通勤・通学など移動手段の一つとして取り組みを広げていくという。
シェアサイクルは自転車貸出・返却拠点(シェアサイクルポート)を相互に利用でき、借りた場所と別の場所に自転車を返却することもできる。市は22年6月、シェアサイクルを先行実施していた都市部から市内全域に広げようと、OpenStreet(株)と(株)ドコモ・バイクシェアと協定を締結。青葉区を含む市内北部5区と南部5区をOpenStreetが、中部6区をドコモ・バイクシェアが担当し、社会実験を行っている。
北部・南部を担当するOpenStreetのサービス「ハローサイクリング」では市内286カ所にポートを有しており、北部だけでも月9千人が利用している。青葉区は既設19ポートで112台分の電動アシスト自転車のラックがある。
16日から、青葉区役所、寺家ふるさと村四季の家に加えて、雨水調整池を活用した水車小屋(寺家町・新池付近)、学園奈良5-2号(奈良町1566付近)、奈良1号(奈良1の12付近)の5カ所にポートが新設された。雨水調整池の活用は市内で初めて。雨水調整池は住宅地周辺にあることから、駅までの気軽な移動手段になりうる他、寺家ふるさと村に2カ所新設されたことによりふるさと村内の回遊にも利用できる。
「ハローサイクリング」の利用料金は最初30分130円。延長15分につき100円。上限は12時間で1800円。利用にはスマートフォンアプリのダウンロード(左下二次元コード)が必要。実験は25年3月31日まで行われ、本格導入に向けて検討される。
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