チアリーディングの世界大会に出場し、顕著な成績を収めた桐蔭学園高校3年の石黒梨了彩(りりあ)さん=緑区在住=が7月11日、大会の報告を同学園の溝上慎一理事長、岡田直哉校長に行った。
石黒さんは4月にアメリカ・フロリダ州のウォルトディズニーワールドリゾートで開催された世界最大規模の大会「ICU世界チアリーディング選手権大会」に日本代表として出場し、パフォーマンスチアのポン部門で2位に。続いて同会場で行われたクラブチームの世界一を争う「ワールドチャンピオンシップ」に所属クラブチーム「PLANETS Dance Company PLANETS」の一員として出場し、1位を獲得している。
日本代表チーム18人の中で高校生は3人だけ。大学生や社会人に交じって堂々のパフォーマンスを披露した。「幼い時から日本代表が夢だった」と話す一方で、「選ばれて終わりではない。世界一が目標だった」と悔しさものぞかせる。今回はアメリカに負けての2位だったが、大学に進学後も競技を続け、次回は優勝を狙うという。
一方、ワールドチャンピオンシップは、全米の強豪チームと世界40カ国のクラブチームが参加をする中で優勝。「うれしかったし、安心した」と振り返り、「今後はチームの中心として連覇を目指したい」と語った。
報告を受けた溝上理事長は「どんな種目でも生徒の活躍を応援したい。学園としても様々な生徒がいることは、ほかの生徒にとっても刺激になる」と話していた。
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