青葉区内の100歳以上の長寿者は、9月15日時点で166人となっている。今年度中に新たに100歳を迎えるのは88人で、この数字は市内18区で港北区に次ぎ2番目に多い。区内でも高齢化、長寿化が進んでおり、2025年には65歳以上を示す高齢化率が25%となる見込みだ。
横浜市では9月18日の敬老の日に合わせ、市内に住む100歳以上の長寿者と、新たに100歳を迎える人に記念品を贈っている。青葉区ではさらに男女それぞれの最高齢者に祝状を贈呈してきた。コロナ禍だったこの3年間は郵送で実施してきたが、今年は9月28日に4年ぶりの表敬訪問を行う予定だという。ちなみに区内最高齢は108歳の女性、市内最高齢は旭区在住の113歳の女性となっている。
今年5月に厚生労働省が発表した「2020年市区町村別生命表」によれば、青葉区は男性の平均寿命が83・9歳で全国2位、女性が88・8歳で全国13位だった。横浜市全体の平均は男性が82・3歳、女性が88・1歳。18区別に比較しても男女共に1位で、名実共に長寿の区と言える。
65歳以上22・7%
市がまとめた今年3月31日時点の統計によれば、青葉区の65歳以上は7万77人で高齢化率は22・7%に及ぶ。昨年同時期の統計と比較すると、65歳以上は1087人の増加、高齢化率は0・4ポイントアップしている。
青葉区が毎年度発表している「なるほどあおば データで見る青葉区」で見ると、青葉区の人口は2021年をピークに減少が始まっている一方、65歳以上の老年人口は大幅に増加し、2025年には高齢化率が25%になる見込みだ。さらに、「団塊の世代」が80歳を迎える30年には28・7%、35年には32・7%に達する試算が出ている。また、28年には75歳以上の高齢者数が市内トップになるという見込みも出ている。
青葉区福祉保健センター高齢・障害支援課では、平均寿命だけでなく、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる「健康寿命」の延伸を重視していく方針。「『よこはまウォーキングポイント事業』なども活用しながら、区民の皆さんと新たな取り組みにチャレンジしたい」としている。
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