(公社)2027年国際園芸博覧会協会の事務総長を務める 河村(こうむら) 正人さん 中区在勤 66歳
未来描くグリーン万博に
○…旧上瀬谷通信施設で2027年に開かれる国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)は神奈川県を含む1都3県で初の「万博」。脱炭素などグリーン社会を見据え、花と緑、農や食などに関するコンテンツが計画されている。脱炭素には政府や企業は勿論、市民一人一人の行動変容も大切だとして、「来場した方々の意識や行動を変えるきっかけとなるグリーン万博を目指したい」と意気込む。
○…国土交通省の出身で、内閣官房内閣審議官や地方創生推進事務局長を歴任。昨年5月に事務総長に就任した。協会は行政や民間企業など様々なバックグラウンドの職員で構成されているが、「花や緑を好きな気持ちは皆同じ。そこが共通していれば大丈夫ですよ」と快活に笑う。また、国交省に勤めていた頃は園芸などに関わる仕事は少なかったそうで、今は「日々勉強」。造園家から勧められた書籍を読んだり、有識者から最新の動向を聞くなどして理解を深めている。
○…生まれは岐阜県で、里山や川を遊び場とする幼少期を過ごした。今は千葉県で暮らす。日課は朝晩の愛犬との散歩で、双眼鏡で星空を眺めることも楽しみの一つ。2人の子どもは独立し、4人の孫も。孫は園芸博について「おじいちゃんがでっかい花壇を作っている」とイメージしているそうで、「仕事を分かってもらえて嬉しい」と顔がほころぶ。
○…開催まで3年半。アクセスや渋滞、夏場の暑さなどが大きな課題だとして対策に取り組む。また、「特に子どもたちにさまざまな体験を提供したい」という想いも。「上瀬谷の自然を活かしながら、それを直接体感できる仕組みを作れれば」--。リアルな自然との触れ合いを次世代に伝えていく。
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