ローカルウェブメディアとして2009年に青葉区で産声を上げ、13年からはNPO法人として地域に根差した活動を行ってきた「森ノオト」(北原まどか理事長)が、昨年12月に認定NPO法人を取得した。これを受け、3月1日にBADAI BASE(つつじが丘)で、活動を支えてくれたサポーターを招いて報告会と交流会を行った。
認定NPO法人となると、一般のNPO法人とは異なり、企業や個人などの寄付者が税額控除や所得控除など税制上の優遇措置を受けられるようになる。寄付を促す効果があり、より活動に広がりを持たせることができるのがメリットだ。
地域が支えに
当日は支援者の他、森ノオトの活動に携わったライターやスタッフなど約40人が参加。リユース食器を用いて提供された地元飲食店の料理に舌鼓を打ちながら、交流の花を咲かせていた。
報告会では北原理事長がこれまでの活動を振り返るとともに、認定NPO法人を取得するまでの経緯を説明。「地域の課題解決に向けて、思いを同じくするNPO法人に寄付をするという選択が広がれば」と話し、広告やスポンサーに頼らず、支援者の思いを集めてメディアを運営していくことを改めて誓った。
森ノオトは、環境、福祉、男女共同参画、貧困など多様な社会問題も取材して情報を発信。行政と連携した多世代交流事業や、地域の生産者との地産地消マルシェなど様々なイベントを行っている。
北原理事長は「多くの人に応援していただき、うれしく思う。私たちの活動が団体の利益ではなく、地域の利益につながっていく。そんなNPO法人になっていきたい」と話していた。
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