元日の能登半島地震から7月1日で半年。被災地では倒壊した家のがれきなどが地震直後から変わらず残っている。6月28日から30日にかけ、青葉台から能登に災害ボランティアに行った村尾周三江代表取締役(明日の株式会社/桜台)はその光景に「現地の方は『見慣れてしまった』と口を揃えていた」と振り返る。
村尾代表は青葉台で主催しているマルシェ「青葉よりみち名店」で能登の復興を応援したいと出店舗の協力を得て、500円以上の商品が入った「ワンコインガチャ」を設置し、売上全額の14万1421円を寄付金に。「顔が見える方に持っていきたい」と輪島市で物資の配布を続けている重蔵神社の再建復興と被災者の支援物資の費用に充てた。
2月にも神奈川県中小企業家同友会のメンバーとして現地で炊き出しを行った村尾代表。今回は、青葉台を中心とした経営者仲間約10人で支援物資の飲料水400本を持って向かった。輪島市へは迂回しながら、到着まで10時間かかったという。「道路の復旧は2月よりも進んでいたが起伏が激しく、運転に慣れていないと難しい」。
現地では、重蔵神社で支援物資配布の他、仕分けもしたというが、大量の段ボールを仕分けるには半日では到底終わらなかったという。高齢化が進む輪島市で物資を受け取りに来る人の中には、車もなくリュックを背負って1時間くらい歩いてくる高齢者も。「ボランティアは足りていない。被災し、家も半壊している中で住民自身がボランティアをしているような状態だ」と振り返る。必要とされるボランティアは日々変化していることに加え、「能登は観光のまち。『忘れられていったり、無関心になっていくことが何よりも悲しい』と話していた」と語り、「心を寄せてそれぞれの形で応援ができたら」と村尾代表。また村尾代表は10月に主催するマルシェでも寄付金を募り、ボランティアに行く予定。「ボランティアに興味がある方は連絡してほしい」と話している。【メール】info@ashitano.co.jp
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