神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2024年9月19日 エリアトップへ

災害時給水所の確認を 市、断水時の対策強化

社会

公開:2024年9月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
耐震給水栓=横浜市提供
耐震給水栓=横浜市提供

 横浜市は市内各地の地域防災拠点などに、災害時給水所を整備して断水に備えた応急給水体制づくりを進めている。今年度は新たに5カ所で耐震給水栓を整備。市水道局では各家庭での飲料水や容器の備蓄とともに、近隣の災害時給水所の確認を呼び掛けている。

 市防災計画では、最大震度7の元禄型関東地震が起きた場合、市内約25%の約40万世帯で断水が発生すると想定している。断水発生時には、各自が備蓄する飲料水を活用してもらうほか、各家庭からおおむね500m圏内の小中学校や公園などに設置されている災害時給水所で誰でも飲料水を得ることができる。

 市内の災害時給水所にはさまざまな種類があり、浄水場でつくった水道水を貯留する配水池22カ所、地域防災拠点や公園などにある災害用地下給水タンク134基や緊急給水栓358基、主に同タンクなどがない拠点にある耐震給水栓48カ所、配水池の水を運搬する給水車19台がある。市によると配水池だけで市民1週間分に相当する水を確保しているというが、施設の老朽化なども踏まえて必要な施設整備を続けている。

今後3年で27カ所に

 市内の地域防災拠点では災害時給水所のほか、一部では学校受水槽を応急給水施設と位置付けて飲料水を確保する。しかし、受水槽の撤去などにより、2023年度末時点で459カ所ある拠点のうち17カ所で給水施設が無い状況。そこで、市は27年度までに17拠点に加え、受水槽の容量が小さいなどの課題がある10拠点を対象に耐震給水栓の整備を順次進める。

 耐震給水栓は、蛇口までの水道管を耐震化した地震に強い屋外の水飲み場。特別な開設作業を必要とせず、発災後も蛇口をひねれば飲料水を確保することが可能だ。今年度は5カ所で整備を進めている。

 市水道局担当者は各家庭で飲料水を備蓄することを求めつつ、「日頃から近くの災害時給水所の場所を確認し、容器の準備などの備えを」と話す。各区の災害時給水所は区役所などで配布している災害時給水マップや、同局ホームページから確認できる。

青葉区版のローカルニュース最新6

社会的課題に取り組む中・高生の3団体が交流

社会的課題に取り組む中・高生の3団体が交流

横浜市市民協働推進センターで

9月20日

横浜文化賞に藤竜也さん、崎陽軒・野並会長ら5人

日宇(ウ)の音楽家が共演

日宇(ウ)の音楽家が共演

青葉区在住・澤田さんが主催

9月20日

防災考えるきっかけに

防災考えるきっかけに

郵便局が冊子配布

9月19日

地震から学ぶ防災

地震から学ぶ防災

ボランティアセミナー

9月19日

災害時給水所の確認を

災害時給水所の確認を

市、断水時の対策強化

9月19日

あっとほーむデスク

  • 9月5日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

  • 6月27日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 女優・五大路子さん「横浜は宝の宝庫、もっと掘り下げたい」

    横浜「注目の人」インタビュー

    女優・五大路子さん「横浜は宝の宝庫、もっと掘り下げたい」

    舞台生活50周年、横浜夢座25周年

    9月13日

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「硝子体手術のタイミングやリスクについて」 コラム【38】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    9月12日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook