「2024プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が10月24日に都内で行われ、青葉区内にキャンパスのある日本体育大学の寺西成騎(なるき)投手がオリックス・バファローズから2位指名を、國學院大學の坂口翔颯(かすが)投手が横浜DeNAベイスターズから6位指名を受けた。
向上心胸に長い活躍を
寺西成騎投手は石川県能美市出身の右腕。MAX153Km、質のいいストレートを中心にバッターを抑える投球で、3年春には首都大学野球で最高殊勲選手、最優秀投手に選出されている。
当日、野球部員など約200人が見守る中始まったドラフト中継。緊張した様子でモニターを見つめていた寺西投手は名前が呼ばれると、湧き上がる歓声に包まれ安堵の笑みを浮かべた。会見では「怪我無く長く活躍できる選手になりたい。一日も早くオリックスの一員として力を発揮できれば」と決意を語った。
4年間の大学生活を振り返り「怪我で登板できない時期もあったが、熱く指導していただいた」と同大学野球部の辻孟彦投手コーチに感謝を述べた寺西投手。「向上心を大事に、現状に満足せず頑張る。お世話になった青葉区にも良いニュースを届けたい」と力強い表情で話していた。
2桁勝利目指す
坂口翔颯投手は最速153Kmを誇る右腕。キレのあるストレートと多彩な変化球を投げ分け、試合を作る。1年秋には、最優秀投手、投手ベストナインに輝いた。
ドラフト当日は、野球部の部員に囲まれながら中継を見ていた坂口投手。6巡目になり選択を終了する球団も出てくる中、名前が発表されると周りの部員からは「おー!」と雄たけびが上がり、坂口投手は目に涙を浮かべていた。
会見で坂口投手は「もう選ばれないかと、半分諦めていた。ほっとした」と感想を述べた。また、ベイスターズで憧れの選手はいるかとの問いには「石田裕太郎選手」を挙げ、「自分と同じく、下位指名でも活躍している石田選手のように1軍で投げられるようになりたい」と展望を話した。続いて、プロ1年目の目標を聞かれ、「2桁勝利」と意気込んだ。
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