第50回衆議院議員総選挙が10月27日に投開票され、神奈川8区(緑区・青葉区)では、立憲民主党の前職、江田憲司氏(68)が約12万票を獲得し、8選を果たした。一方、小選挙区で敗れた自民党の前職、三谷英弘氏(48)は、前回、前々回に続き比例代表南関東ブロックで復活当選した。共産党新人の飯田能生氏(62)は及ばなかった。
3候補者の獲得票数は、江田氏が11万9971票、三谷氏は9万5832票、飯田氏が1万7558票だった。三谷氏は惜敗率79・8%で比例復活となった。
2005年から連続当選を続ける江田氏。今までは投票が締め切られた午後8時直後に情勢調査や出口調査の結果から当選確実の報道がされる「ゼロ打ち」での勝利が続いていたものの今回はならず。青葉台の事務所に集まった支持者は午前0時49分に出た当確報道まで開票を見守った。
「本気の政治改革を」
支持者の前に笑顔で現れた江田氏は高らかに万歳。政治改革への意気込みを聞かれ、「私は初当選以来、企業団体献金を1円も受けない、資金集めパーティーもしない、どの業界団体、利権圧力団体の組織支援も受けない。自らにクリーンな政治姿勢を課して厳しく律してきた。そんな私だからこそできる本気の政治改革をしっかり実現していきたい」と語った。
三谷氏「ほっとした」
小選挙区では敗れたものの、比例で復活当選を果たした三谷氏。1時46分に当確報道が出ると、藤が丘の事務所に詰め掛けた30人以上の支持者から歓声が上がった。あいさつでの第一声は実感を込めた「ほっとしました」。選挙戦を振り返り「比例復活がこんなに悔しいものだと、今回実感した。次の選挙に向けて今日からがスタート。次こそは小選挙区で当選することを自分の使命として全力で活動していく」と抱負を語った。
8区の投票率は58・73
%(前回比0・52ポイント減)。青葉区単独の投票率は60・35%(同0・48ポイント減)で市内18区で最も高い結果だった。
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