桐蔭学園が主催する防災ボランティアセミナーが10月26日に学園内で行われた=写真。
「能登半島地震から学ぶ」をテーマに3日間行われた同セミナー。初日となった9月28日には行政関係者から能登半島地震における支援活動などが説明され、2日目の10月12日は青葉区の防災や認知症の人への配慮など地域防災について考える講義やワークショップが行われた。
自分たちができること
最終日の26日は「被災地支援で自分たちができること」がテーマ。当日は珠洲市の泉谷満寿裕市長がZoomで参加し、復興状況やボランティア不足を説明した他、危機管理・防災アドバイザーの佐藤榮一氏による「横浜の『市民防災』を啓発する」と題した講演、能登半島地震の被災地ボランティアに参加した市会議員の藤崎浩太郎さんの活動報告が行われた。
その後、自治会町内会関係者や桐蔭横浜大学の学生、高校生など70人がグループワークとして「地域防災について考えよう」「能登へボランティアにいこう」「横浜から能登半島復興支援をしよう」の3つのテーマを検討した。発表では避難生活には心のケアも必要といった意見や募金活動をするべきなどの意見も出ていた。また、同大学2年の小玉康生さんは「被災地に行ってみないと分からない」と話す一方で、学生の立場では、ボランティアに行くための費用捻出が難しいと課題も発表。体力的にも充実している若者がボランティアに参加するための方策も検討材料として残った。一方、参加者の一人で、鉄町内会の金子茂文会長は「学生の話を聞き、自分でも良い気づきがあった」と振り返っていた。
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