竹山出身の三星マナミ選手が3月4日からノルウェーで開催される「FISフリースタイルスキー世界選手権大会スキーハーフパイプ競技」に出場する。同種目は2014年ソチ大会から五輪正式種目となる。世界選手権で上位に入ると五輪出場が見えてくることから、三星選手は「表彰台を目指し頑張りたい」と意気込みを話している。
フリースタイルスキー・ハーフパイプとは、スキー競技の一つで、半円筒状の斜面でエアの高さや難易度などを競い、採点により順位を決めるスポーツ。
三星選手は、竹山小学校、鴨居中学校出身で荏田高校(都筑区)、法政大学を卒業。スキー競技は2歳から始め、大学卒業までアルペン競技で活躍し、インカレ2部では優勝した実績をもつ。大学卒業後に、フリースタイルスキー・ハーフパイプに転向し、09年の世界選手権を最後に一度引退するも、同種目がソチ五輪で正式種目になることから、10年に五輪を目指し現役復帰した。
W杯で2位に
現在、三星選手は、長野県野沢温泉村に生活の拠点を構えるかたわら、W杯で世界を転戦している。今シーズンの開幕戦となった昨年8月のニュージーランド大会では2位に入り、表彰台にのぼった。
五輪出場には、W杯でポイントを獲得し続け、世界で戦えることを全日本スキー連盟にアピールすることが求められている。3月の世界選手権は、その中でも大きな大会となる。「一戦一戦が勝負。世界選手権で結果を出すことで少しずつ五輪が見えてくると思います」と三星選手は意気込みを話す。
ママアスリートとして注目
三星選手は、07年に結婚し、09年に長女を出産。現在3歳のすみれちゃんを育てながらアスリートとして競技に打ち込む。「主人や家族、サポートして頂いている方々の支えがなかったら現役復帰はできなかった。だからこそ、結果を出して恩返しがしたい」と話す。
また「結婚、出産を経てもアスリートとして頑張れることを証明していきたい」とも話し、強い思いを胸に世界選手権に挑む。
![]() 大会でエアを披露する三星選手(写真提供:junglemasa)
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