懐かしの曲で心も元気に 中山で健康歌声サロン
中山駅ちかくにあるデイサービス事業所「Joyful Center鹿角屋」で17日、「健康歌声サロン」が開催された。
主催したのは緑区内で介護事業などを展開する有限会社ビッグウェイブ。横浜市が展開する空き店舗活用事業を活用し、今年5月からこの取り組みを始めた。誰もが気軽に集える場所を提供し、懐かしい歌を楽しみながら心を健やかにしてもらおうと毎回趣向を凝らした企画を展開している。 この主旨に賛同した音楽療法士の広瀬めぐみさんとのジョイントイベントとして、音楽を取り入れた健康づくりに取り組んでいる。地域のコミュニケーション構築や、商店街の活性化なども広く視野に入れた珍しい試みだという。
3回目の開催となったこの日は、「夏」をテーマに歌集から数曲を歌った。1940年代に流行したラジオドラマから「鐘の鳴る丘」や「丘を越えて」など涼しげな丘をキーワードに選曲した企画に、参加者らは「懐かしい。この歌知ってるわ。よく口ずさんでいたから見なくても歌えるくらいよ」などと嬉しそうに話した。
また、今回は実際に手や体を動かす試みも行われた。盆踊りシーズンの只中だということもあり、「東京音頭」を参加者全員で踊ると、会場は一気に和やかな雰囲気に包まれた。
同社の代表取締役を務める高鹿真杉さんは「前回ご参加いただいた方で続けて来て下さる方もおり、この企画が好評のようで嬉しい。音楽が認知症予防や様々な心のケアに役立つという実績はすでに立証されつつある。懐かしい歌を楽しみながら、心晴れやかな時間を過ごしていただければ。高齢者に限らず、子どもから大人まで気軽に参加できる企画に積極的に取り組んでいきたいと思う」と話している。
今後は、同社が運営する介護保険事業所「愛コムネット」などとも連携しながら、総合的なサービスを展開していく方針だという。
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