無料口腔がん検診を実施 緑区歯科医師会
緑区歯科医師会(岡田春夫会長)が15日、「無料口腔がん検診」を緑福祉保健センターで開催した。昨年に続き2回目の開催。
口腔がん検診は口の中の粘膜などの異常をチェックし、異常があれば早期発見、早期治療に結び付けていこうというもの。
緑区歯科医師会では口腔がん検診事業実行委員らを中心に、実施に向けた準備を進めてきた。
検診当日は抽選で選ばれた区民30人が医師たちによる検診を受けた。また検診にあたっては、日本口腔外科専門医として、横浜労災病院歯科口腔外科から小早川元博部長と、横浜総合病院歯科口腔外科の今村栄作部長が訪れ、同歯科医師会員への指導や検診方法の確認にあたった。
検診には同歯科医師会に所属する区内の歯科医ら13人が、受診者に対する問診や検診を行った。検診では、リンパ節や扁桃腺などに対する触診を行ったほか、口腔内の粘膜、舌部の裏側までを丁寧に観察し、異常がないかをチェックした。所見があった受診者に対しては紹介状を書くなどして対応した。小佐野雅貴実行委員長は「多くの方に興味を持っていただき、少しでもお役に立てたなら嬉しく思う」と話した。
今回、初めて無料検診を受けたという区内の女性は「詳しく診ていただき、アドバイスをもらえたので良かったと思う」と話していた。同歯科医師会の岡田会長は「口腔がんは大腸がんや胃がんに比べ発症率は低いが増加傾向にある。早期発見、早期治療に繋がる検診事業はがん対策における有効な手段。今後も続けていきたいと思う」と話した。
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