横浜市道路局が2011年から進めてきた市道長津田第296号線の歩道拡幅工事がまもなく完成するという。通学路や生活道路として多くの人が利用することなどを受け、このほど、工事完了を前に一部を暫定的に開放した。
市道長津田第296号線は、長津田駅南口入口交差点を起点とし、長津田小学校を通って国道246号線までを結ぶ道路。長津田5丁目地内に位置する道路は長津田小児童らの通学路でもあり、地域住民の主要な生活道路となっている。
しかし、北側に幅1mの歩道しかなく、朝の通勤・通学時間帯になると、長津田小へ向かう児童と、長津田駅に向かう通勤者などが交錯し、歩道をはみ出て通行せざる負えない状況が発生していたという。同道路は市の都市計画道路でもあるが、その進捗を待たずに早急な安全対策を求める住民らの声が寄せられていたという。
完了は3月末頃
長津田自治連合会などを中心とした地域住民からの要望を受け市は2011年、道路改良事業として歩道拡幅に着手。約110mの一部区間でこのほど完成目途がついたため、一部を暫定開放した。工事完了は今年3月末頃を予定しているという。
横浜市道路局では「多くの人々が利用する道路ということで、新年から気持ちよく使用していただきたいと暫定開放を決めた。工事完了まで今しばらくご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします」と話している。
同自治連合会の井上敏正会長は「地域の方々のご理解とご協力で歩道整備が実現した事はとても喜ばしいこと。感謝したい」と話した。また、多くの児童らが通学路として利用する道路の歩道拡幅について長津田小学校の鷲山龍太郎校長は「子どもたちの安全安心を守ろうとする地域の声に行政がこたえてくれたことに感謝したい」と話している。
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