緑消防署(中村榮宏署長)は19日、JR中山駅改札前など周辺で、テロ対策訓練を実施した。緑区役所、神奈川県警察(第二機動隊)、JR東日本旅客鉄道(株)、ビーンズ中山協力。
同訓練は、ラグビーワールドカップ2019や東京五輪を控え、災害対応能力の向上などを目的に実施したもの。
訓練では、不審な男が改札前に置いた不審物を通行人が発見。その後駆けつけた警察の爆発物処理班によって爆発物の可能性が高いことが判明し、回収・処理が行われた。また、その様子を見ていた犯人が化学製剤(VXガス)を散布。その場にいた警察官によって取り押さえられた。
中村署長は「各機関と連携の意識を共有することで、実際に市民を巻き込むテロが発生した場合の混乱や被害を、最小限に抑えることにつながる」と話した。
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