神奈川県立みどり養護学校で3日、「第5回防災交流フェスタ」が開催された。
災害時に備え、防災意識の向上と地域交流を目的として実施した同フェスタ。同校の生徒や保護者、地域住民ら約150人が参加した。
緊急地震速報が鳴った時にどのように行動するかを疑似体験する部屋では、速やかに机の下に隠れ、身を守る生徒の姿が見られた=写真。同校高等部の生徒は、「災害時に落ち着いて行動できるように備えなくてはいけない」と話した。
そのほか、暗闇体験や非常食の試食コーナーなども設けられていた。
また、東鴨居中学校吹奏楽部の演奏やバルーンアートのパフォーマンスなども行われ、多くの参加者を楽しませていた。
同校の東地廉夫教諭は、「障害のある子どもは、災害時に地域の避難所で過ごすことに対して不安が大きい。事前に準備をしておくことが大きな安心につながる。地域の人に助けてもらうこともあるだろうし、学校側が協力することもある。お互いに顔の見える関係を作っておくことで、災害時も柔軟な対応ができると思う」と話した。
また、同校に生徒を通わせる保護者の神塚佳代さんは、「フェスタへの参加は、5回目。回を重ねるごとに、子どもも訓練に素早く対応できるようになった。実際に緊急地震速報が鳴った時も、素早く机の下に隠れるようになった。成果がでてきている」と同フェスタの重要性を語った。
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