(PR)
”赤ひげ先生”に聞く歯科医療 69 「夏場は口の渇きに注意を」 十日市場・みどり歯科医院
開院から約20年。これまで地元十日市場地域を中心に多くの患者と信頼関係を築いてきた『みどり歯科医院』の阿部院長に、夏場に気を付けたい口内ケアについて歯科医師の立場で話を聞いた。
「『そう言えば、最近口臭がきつくなってきたかも』と悩んでいる人はいませんか?夏の暑さと口臭、実は深い関係があるんです」と阿部院長。
唾液は天然の傷薬
汗をかき体内の水分が減ると、体液の一種である唾液の分泌量も減少する。唾液は単なる水ではなく、ヒスタチンという成分が傷の修復に貢献している。また、抗菌作用のあるリゾチームや傷ついた歯の表面を修復するカルシウムイオンやリン酸イオンなどの成分が含まれており「天然の傷薬」とも呼ばれているほど。
唾液の分泌が低下すると、口の中の抗菌作用が低下。結果、細菌が増えることで悪臭を放つ揮発性硫黄化合物が大量につくられてしまうのだとか。
阿部院長によると、さらに唾液が減ると口の中の食材を十分に咀嚼できなくなり、歯垢がたまりやすくなるという。
患者の負担が少ない保険診療に主軸を置く同院では、保険内処方の漢方薬11種や口腔がん検診機器も導入しているほか、2台の無料送迎車で自力での通院が困難になった高齢者らに対応している。
「夏バテは様々な体調不良を引き起こす恐れがあります。そうならないためにもこまめに水分を補給しましょう。口臭が気になる方は、一度かかりつけ歯科医に相談されてみてはいかがでしょうか?虫歯や歯周病が見つかるかもしれませんよ」と阿部院長。
![]() |
こどもタウンニュースよこはま版4月3日 |
|
|
|
|
|