東洋英和コーヒープロジェクトの代表を務める 片山 友理香さん 川崎市在住 21歳
学び、行動へとつなげる
○…コーヒー豆栽培を行うコロンビアの女性たちと女子大生をつなぎ、持続可能な開発目標(SDGs)に貢献することを目指す。教職員や企業を巻き込み、学生主体でコーヒーのドリップパックを企画、製作している。「一杯のコーヒーを通じて、たくさんの人に生産者やSDGsについて興味を持ってほしい」と笑顔を見せる。
○…川崎市生まれ。小学生の時にテレビで知った環境問題や途上国の貧困問題。「私が、なんとかしなきゃいけない」と思う正義感の強さは子どもの頃から。「家族に節電や節水、ゴミの分別を呼びかけていました」と振り返った。小学校の卒業文集では「貧困で苦しむ子どもを助けたい」と大きな夢を綴っていた。幅広く国際社会学を学びたいと、東洋英和女学院大学へ進学した。
○…大学入学後は、学内にあるコンビニエンスストアに交渉し、レジ袋を削減するプロジェクトを提案するなど、座学を学ぶだけではなく、実際に行動することも心掛けている。卒業するまでの目標を聞けば、「コーヒープロジェクトを後輩にしっかりと引き継ぐこと。継続させることが大切」とここでも強い責任感を垣間見せた。将来は、環境を学びたいと、大学院への進学も視野に入れている。「就職は、やはりSDGsに貢献している企業を選びたいですね」ときっぱり。自身の学びを次世代へ伝えていくことが現在の夢だ。
○…父親は家でコーヒー豆を挽く本格派。そんな父親の背中を見てか、大のコーヒー好き。自身が企画・製作したコーヒーを家族にも振舞う。「『美味しかった』と喜んでもらえました」と満足げだ。趣味のドライブでは、岐阜県の祖父母の家まで運転することも。「今度は祖父母にもコーヒーを」と笑った。
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