「自宅にいる子どもたちが、本を読んで少しでも元気になってくれたら」
そう語るのは鴨居在住で「居酒屋くつろぎ」のオーナー・赤尾友子さん。赤尾さんは15・17・18日の3日間、絵本や事典など約40冊の児童書を自宅駐車場を会場に無料で配布した。赤尾さんによると、自身の息子が神戸市で経営する「おもちゃひろば〜Toys’Campus〜」が4月から政府の緊急事態宣言を受けて休業に。店頭販売の代わりに写真共有アプリインスタグラムを活用し中古絵本を販売すると、書店や図書館の休業などで児童書を手に取れない人たちから好評を博したという。それを知った赤尾さんは、「少しでも子どもたちに元気になってもらおう」と息子から本を買い取り無料配布することを決めた。
用意したのは、60冊以上の児童書。また、自宅で不要になった医療関係の本や、手洗い用固形石鹸などを用意した。18日の時点で約40冊の児童書を配布。赤尾さんの活動を知った親子連れらが訪れ、「子どもが寝る前に読み聞かます」「ありがたいです」といった声が寄せられた。また、中には「もっと欲しい」といって母親を困らせた児童もいたという。
赤尾さんは「子どもたちの笑顔が見られて、やったかいがあった」と活動を振り返った。
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