ワコー建設株式会社(いぶき野43の5)の小林利之代表取締役が、新型コロナウイルス感染症の治療にあたる医師や看護師を支援するため、日本赤十字社神奈川県支部へ、レインコート4500着などを寄贈した。
ワコー建設(株)は、日赤の活動を支援する団体「神奈川県日赤紺綬有功会」(会員数約500)にも加入しており、2016年から寄付を続けている。
今回の寄贈は同神奈川県支部からの依頼があったことによるもの。神奈川県支部の柏木正美事業部長によると、横浜市立みなと赤十字病院(中区)では、医療従事者が使用する個人防護具が3月に入り入手が不透明となり、使用を抑制。4月上旬にはガウンの代用品としてレインコートを購入しようと試みたが店舗からなくなっていたという。その後、同病院が神奈川県支部に対してレインコートの提供を依頼。同神奈川県支部が他の県内病院(秦野、相模原)に状況を確認したところ、それぞれ依頼を希望した。こうした現状を受け5月18日、紺綬有功会に支援を呼び掛けた。
その知らせを受けた同社の小林代表取締役は企業会員としてレインコート4500着の寄贈を決定。合わせてゴム手袋3000双を添えて5月25日に郵送した。
同神奈川県支部によると、同社からの寄贈を含めてこれまでに約8300着近い寄贈があり、すでに赤十字病院への配布も始まっているという。
柏木事業部長は「寄贈頂いたレインコートは、赤十字病院でコロナウイルスと闘っている医療従事者にとって、励みになっていると思う」と述べた。
また、小林代表取締役は「コロナウイルス感染症の流行によって、医療現場での資材不足で医療従事者の不安やストレスが高まっているということも耳に入っていた。少しでも安心して頂き、安定した医療の提供をし続けて頂くことにつながることを願う」と、思いを語った。
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