青葉区にあり、男女が共にいきいきと暮らせる社会を目指し女性の就業支援などを行う「男女共同参画センター横浜北」。ジェンダーの平等や施設の役割などについて白藤香織館長に話を伺い、2回にわたって紹介します。
――コロナ禍で相談内容の変化は。
「働きたい女性をサポートする『女性としごと応援デスク』はキャリアカウンセラーが本人の意向を聞き、その人に合った働き方を探すお手伝いをします。昨年6月頃は『感染が心配』という相談が多かったですが、9月頃からは『コロナ禍で契約が更新されない、解雇された』などの相談も出てきました」
――コロナ禍で女性が影響を受けやすい要因は。
「非正規雇用で働く女性が多いので影響を受けやすいのもありますが、経営者や社会から見たときに『女性は父親や夫に扶養してもらっている』という社会通念も拍車をかけています。でも実は自分で生活を支えている女性は非常に多いです」
――長期化で見えてきたことは。
「新型コロナによる良い兆しも少しあります。リモートワークが進んだことで家事や育児が可視化されました。まだまだ女性に役割が偏っているかもしれないですが、特に若い世代を中心に意識も変わっていくのではないかと思います」
――最後に読者の方にメッセージを。
「ジェンダー平等は女性の問題と思われがちですが、社会全体の問題ということがもっと広まればと思います。心が疲れていると相談する力も出ないので、ささいなことと過小評価せず相談してください」
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