敵は騙しのプロ。私達は騙されないプロになろう--。舞台俳優として活躍するはだ一朗さん(49)が28日(金)、「Tama cafe」(台村町186)で防犯演劇「ブルーチェイサー〜自分の力で特殊詐欺から身を守るために〜」を行う。
午後1時半から2時半と3時半から4時半の2回上演される。各回定員25人。観劇は無料だが、飲料代500円が必要。
区内では初の上演
はださんは、演劇や歌などの様々な表現者の技術で、社会問題を啓発する活動を行う団体「表現のチカラ」の代表を務める。特に力を入れているのが特殊詐欺への啓発だ。はださんは「詐欺は演技力を悪用して人を騙している。舞台俳優としては、『許せない』という思いが強い」と語気を強める。
「防犯演劇の力で、一人でも多くの”騙されないプロ”が増えたら」とはださん。2017年から各地で防犯演劇を行っているが、区内での上演は初めてだという。
演劇では、大阪府警の特殊詐欺対策室からの出向を終えたばかりの神奈川県警の刑事役を熱演する。特殊詐欺に遭わないための方法なども具体的に伝える予定だという。
また、防犯演劇を収録したDVDと啓発冊子を参加者に無料で渡す。
「特に、高齢者の方々に観に来てほしい。演劇を観て、自分自身の力で特殊詐欺から身を守れるようになってもらえたら」と呼びかけた。
3密を回避するため、定員制で事前予約が必要。予約や問い合わせは、はださん【電話】045・461・9564へ。
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