区内で満月ヨガを定期開催している 伊藤 明子さん 緑区在住
待たずに果敢に動く
○…満月の夜、野外でヨガを行う会を定期開催している。美しいだけではなく、神秘的な魅力がある月が大好きだ。それと自身の趣味であるヨガを組み合わせた。最初は単なる思い付きだったが、地域の友人に「やってみたい」と口にすると、話は進んでいった。コロナ禍で始まった企画。「ストレスを抱える人が多い。ヨガで心身共に健康を保ってほしい」と目を輝かせる。月に一度しかない満月の夜に野外でヨガをするという非日常。特別な時間はゆっくりと流れている。
○…本や映画などに親しんだ子ども時代は、映画監督になることを夢見ていたという。特に衝撃を受けたのは映画『気狂いピエロ』。「斬新なストーリー構成が本当にすごくて」と映画話は尽きない。大学に入ると演劇部へ。人前に出ることは苦手だったが、舞台の上で役を演じきる面白さにのめり込んでいった。
○…大学卒業後は外資系金融機関に進み、会社のパンフレット作成などを手掛ける部署に。「クリエイティブに編集物を創り出すことの面白さに気が付いた」と振り返り、出版社へ転職。雑誌を作るために海外での取材も経験。オーストラリアでは、オパールを採掘するため世界中から集まった人たちに密着した。「なかなか出会えない人たちの人生に触れることができた」と駆け抜けた日々を懐かしんだ。
○…市民が集まり様々なテーマについて対話を重ねる「哲学カフェ」も各地で開催するなど、活動の幅は広い。また、踊ることも大好き。最近では、満月ヨガ後、希望者同士でダンスの時間も設けている。「待っていても何も生まれない。やりたいことを思い立ったらやってみる」がモットーで、様々なことに果敢に挑戦していく姿勢が印象的だった。
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