区内在住の常森裕介さん=人物風土記で紹介=が28日、中山に「みどり子ども食堂」を開設する。食事を必要とする地域の子どもへの支援を目的として、「安心できる、ほっとできる居場所にしたい」と意気込んでいる。
食事の提供と食料配布を行うみどり子ども食堂は、中山のハーモニーみどり(中山2の1の1)内の部屋を借りて月に2回の頻度で開催していく予定だ。3歳から15歳の子どもとその保護者を対象とし(小学生以下の子どもは原則保護者同伴)、食事の提供には、1食子ども100円、大人300円が必要だ。
食料の配布は、フードバンク「セカンドハーベスト・ジャパン」と「フードバンクかながわ」と連携して調達しており、無償で提供できる体制を整えたという。
なお、完全予約制で、用意した分を超える応募があった場合は受け取れない場合もある。
発起人の常森さんは、経済的な困難を抱える子どもと向き合ってきた経験を持つ。コロナ禍で、困窮する子どもが増加していると知り、2021年6月に立ち上げを決意。緑区社会福祉協議会や中山地域ケアプラザなどの協力を得ながら、準備を進めてきた。運営するボランティアは、インターネット上で募り、約15人が集まったという。
9月には、初めてボランティアメンバーが集まり、カレーやハンバーグなどの料理を試作したという。常森さんは「熱心で協力的なメンバーが集まった。和気あいあいとした雰囲気で本当に心強い」と笑顔を見せる。
みどり子ども食堂は、28日に初めて行われ、年内は11月8日、25日、12月6日、23日の午後5時から7時に実施を予定している。
常森さんは「子ども食堂を必要とする子どもたちに気軽に来てほしい。地域に根付いた居場所を目指したい」と述べた。
予約や問い合わせは、常森さん【携帯電話】090・8981・3701か、【メール】
kodomomidori@gmail.com。
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