市P連、全国組織から退会
組織の改善見込めず
4月24日
フォレストヒルズ三保防火・防災管理協議会はこのほど、災害時の行動や災害対策本部の活動の流れなどを記載した防災のしおりを初めて作成した。作成したしおりは、同自治会加入世帯全戸に配布された。
同協議会は、約450戸を有する大型マンション・フォレストヒルズ三保の管理組合(長田誠理事長)と同自治会(前原英博会長)の役員らで構成されている。
長田理事長によると、横浜市内でも多くの被害があった2011年の東日本大震災発災時、同マンションでも停電や水道が止まるなどの被害に見舞われたが、当時は発災時の対応マニュアルがなかったため住民に混乱が生じたという。
1989年の建設以来、初めて大規模な震災を経験した同マンションでは、教訓をもとに同協議会で防災行動マニュアルを作成。年2回の訓練(防災・消防訓練)を実施するほか、マニュアル改定などの議論を定期的に行っている。
今回作成したしおりは、住民が大地震などの災害で被害に遭わないよう、住民一人ひとりに備えてほしい心がけや防災行動を確認してもらうほか、防災対策本部が発災時にどのように行動するのかを知ってもらうことを目的としている。しおりの中には、「事前に配布されている安否確認シートを玄関ドアに貼ってください」と住民に具体的な行動を促すものや、「住居にいることが困難な場合は避難をサポートします」「家庭で備蓄した水は食料が不足した場合は防災対策本部の物資配給班が備蓄物資を配給をします」といった支援情報、その後のマンションの修繕についてなど具体的な内容が記載されている。
長田理事長は「災害はいつ発生するかわからない。今回は住民一人ひとりが防災についての情報を確認することで、少しでも意識が高まればと考えてしおりを作成した。繰り返しの周知が必要だと思うので今後も継続して行っていきたい」と話した。
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