緑区長津田町で造園工事業を営む(株)植照がこのほど、青葉区の谷本小学校敷地内で長年山積みとなっていた大量の竹を地域貢献の一環として無償で引き取った。
竹は台風などの際に同小敷地内の竹林から発生し、長年処分できずに放置されていたもの。児童の安全性などの問題もあり、学校側から処分費用の見積もりを依頼された同社が無償での協力を申し出て、今回の取り組みに至った。
引き取った竹は4tアームロール車10台分。12月20日、27日、1月24日の3日間に分けて、同社が保有する一般廃棄物中間処理施設「緑の再生工場フォレスト横浜」まで運搬された。同社はフォレスト横浜で剪定枝や刈草などをリサイクルし、「緑の廃棄物ゼロ」に取り組んでおり、今回引き取った竹もマルチング材として資源化するという。
同社の石川藤敏常務取締役は「子どもたちが自然のありがたみを知り、資源のリサイクルを学ぶきっかけになるのでは」と協力に至った経緯を説明する。また、横浜市が認定している「横浜型地域貢献企業」でもあり、「今後も地域に貢献したい」と語った。一方、同小の和内昭子校長は「地域企業が子どもたちのことを考え、支援してくれるのは本当にありがたい。今後、環境教育にもつなげていければ」と話していた。
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