よこはま動物園ズーラシア=旭区=で昨年末、絶滅のおそれがあるとされるテングザルの赤ちゃん(オス)が誕生した。12月25日に生まれたことから、インドネシア語でクリスマスという意味の「ナタル」と命名された。
テングザルは、インドネシア・マレーシアに属するボルネオ島にのみ生息するオナガザルの仲間。主な生息地は海沿いのマングローブ林や川沿いの湿地林で、木の葉の中でも特に若葉を好んで食べる。成長したオスは大きな鼻が特徴で、食事中は邪魔になることもあるため時々片手で鼻を押し上げながら食べる姿もみられる。近い将来野生での絶滅の危険性が高いとして、国際自然保護連合のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。
国内では同園が唯一、テングザルを飼育している。今回誕生した赤ちゃんを含めオス3頭、メス4頭がいるという。赤ちゃんの公開は3月以降を予定している。同園は「公開までの間はホームページ内のブログ『飼育日誌』で近況情報を紹介していく予定。これからの赤ちゃんの成長を見守ってください」と話している。
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