イオンフードスタイル鴨居店を運営する株式会社ダイエーは16日、緑区内での移動販売を開始した。移動販売は、区内各地域からのニーズ(要望)を受け、実現したもの。同社ではこれまでに港南台店(港南区)や三ツ境店(瀬谷区)で行政と連携した店舗実績があり、緑区役所に対して昨年夏頃に「日常の買い物に不便を感じている地域住民のサポートとして移動販売を実施したい」と申し出があった。区の担当者によると、自治会町内会や民生委員などから地域のニーズを集め、緑区社会福祉協議会や各地域ケアプラザと調整を行ってきたという。
区内での活動初日となった16日には、南長津田団地自治会で販売を行った。
区内での移動販売は水・木・金曜日の3日間で1日を最大6便(午前10時〜、10時40分〜、11時20分〜、午後2時30分〜、3時10分〜、3時50分〜)に分け、1箇所約20分の販売となる。その他、上の原グリーンハイツ、東本郷第二団地、東本郷第三、十日市場ヒルタウン第三・第九、竹山1〜4丁目自治会でも販売が開始された。取り扱い商品は野菜、果物、魚、肉、牛乳、豆腐、パン、加工食品、米、水、調味料、日用品など約300品目で販売価格は店頭販売価格と同額(移動販売手数料として1品あたり11円「上限55円」別途)となる。現金以外に電子マネーやクレジットカードでの支払いも可能。
「店舗に行けない」に対応
同社は、来店者への即日配達のほか、インターネット利用者に対してネットスーパーなどのサービスを展開している。その一方で、「店舗に行けない」「インターネットが使えない」という人に対してサービスを提供する考えだ。移動販売を行うことで「健康支援」(・外出や交流のきっかけ・介護予防)、「買物支援」(・店舗に行くのが困難な人が直接商品を見て購入できる・スーパーと同じ価格・会話をしながら購入できる・食生活の質の向上など)、「見守り」(・地域での見守り・安否確認・支援機関との連携)、「地域コミュニティの形成」(・人と人とのつながり・孤立防止・サロン的機能など)の4つの目的を掲げる。
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