緑区 教育
公開日:2022.03.17
三保小児童が食品を寄付
活動広げたいと行動
食品ロスを削減しようと三保小学校の6年生は、緑区役所が行っている緑区フードドライブに協力した。
フードドライブとは、家庭で余っている食べ物を学校などに持ち寄り、まとめて食品を必要とする場所へ寄付する活動のことだ。
同小の6年生は、授業の一環として、給食の食べ残しを減らそうと呼びかけを行うなど、食品ロス問題に取り組んできたという。
このほど、児童から「自分たちの学校内だけではなく、活動をもっと広げたい」との意見が出た。児童は、自ら緑区の取り組みを調べ、緑区フードドライブへの協力を決めた。
2月28日から3月2日の3日間、全校児童に食品の寄付を呼びかけ、404点、約74kgを集めたという。缶詰やレトルト食品、菓子類などが幅広く寄せられた。
児童は9日、同小を訪れた岡田展生緑区長に集まった食品を手渡した。今後、食品を必要としている人に無償で提供されるという。
同小の児童は「多くの人が協力してくれたことがうれしかった」「食品ロスが少しでも減ってよかった」「これからもできることを継続していきたい」と感想を述べた。
同小の菅原紗智教諭は「児童が主体的に周りを巻き込んで、食品ロス問題解決のための第一歩を踏み出せたと思う」と話した。
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