横浜建設業協会緑区会(平田恵介区会長)は8月30日、若手社員表彰式を緑土木事務所で実施し、4人を表彰した。
昨年度、市内の区会として初導入となった同表彰制度は、市発注の公共工事に対して同区会加盟企業の新たな担い手としての若手社員および建設業における女性活躍推進の取組に合わせて今年度より年齢に関わらず女性社員が貢献した行為を表彰することにより、技術や意欲の向上を図り、継続的な品質の向上を目的としている。今年度は、これまで工事の発注元として対象としていた道路局、環境創造局、土木事務所に加えて水道局を新たに追加した。
表彰者は、区会長や理事のほか緑土木事務所長らで組織される選考委員会によって選考された。式では、小金井翔平さん(土志田建設(株))、清田健二さん((株)日建産業)、内田ゆか里さん(宮内建設(株))、岸隆一郎さん((株)チュウバチ)の4人が表彰され、新田巧緑土木事務所長から表彰状が手渡された。
小金井さんは老朽化した下水道管渠(かんきょ)の更新をするための工事を担当。全て夜間工事とされていたが昼間できる箇所は設計変更するなどし、夜間での騒音や振動などを軽減し住民への対策を行った。
清田さんは、下水道再整備工事で3つの工区のうち2つが他の工事と重なっていたが、上手く工程管理を行った。また、住民との打ち合わせを綿密にした結果、トラブルもなく工事を終えた。
内田さんは、1日1万台を超える交通量がある既存舗装上に新たな舗装を重ねる現場で、交通誘導員と綿密な事前打ち合わせなどを行い交通トラブル防止の安全対策を徹底した。
岸さんは、水道管の布設替え工事において、歩行者の安全管理や住民との綿密な打合せを行ったほか、使用材料の保管を野外ではなく倉庫内で管理するなど品質管理に努めた。
平田区会長は「今年度は女性の技術者も表彰できて嬉しい。今後も、こうして若手社員の成果を表彰することは建設業協会の明るい未来につながるのではないかと思う」と話した。
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