大相撲で31年ぶりに横浜出身の幕内力士となるなどの活躍を見せる荒篤山関(荒汐部屋)が10月13日、パシフィコ横浜内の横浜国際協力センター=西区みなとみらい=にあるウクライナ避難民の交流拠点「ドゥルーズィ」を訪れ、避難民との交流を楽しんだ。
荒篤山横浜後援会と東亜建設工業株式会社横浜支店が10月2日に避難民26人を両国国技館に招待し、大相撲を観戦していた。今回の荒篤山関の拠点訪問はそのお礼を兼ねたもの。
「大きくて驚いた」
拠点に集まった約20人を前に荒篤山関は黄色の着物姿で登場。避難民からの質問に答える形で入門の経緯や番付社会である角界の厳しさ、来日直後の中学校では日本語が分からずに苦労したことなどを語った。また、荒篤山関は、好きな日本の食べ物などを聞くなどしていた。ふれあいタイムもあり、子どもが荒篤山関を必死に押す姿も見られた。避難民の女性は「間近で見られて大きさに驚いた」と話していた。
荒篤山関は12歳の時にフィリピンから来日し、緑区の十日市場中学校を卒業後に荒汐部屋に入門。2022年3月場所で新入幕を果たした。9月場所は十両7枚目で7勝8敗だった。
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