ドライバーとして自動車レース「Yaris Cup」に挑戦している 佐藤 陽さん 南区在住 46歳
楽しく、結果も求めて
○…自身が勤務する第十興産株式会社のレーシングチーム「ユーピットモータースポーツ」で昨年から参戦した自動車レース「Yaris Cup」でハンドルを握る。プロのレーシングドライバーをチームのアドバイザーに迎え臨んだ1年目のレース活動を終えた。課題が多く残った昨シーズン。「参戦した1年間で培った技術と経験をもとに、2年目のシーズンは上位を目指していきたい」と意気込みを語る。
○…南区出身。中学生の頃からモータースポーツに熱中した。当時ブームだったF1も観戦していたというが、最も興味を持ったのはツーリングカーのレースだった。「市販車ベースのマシンでレースをしていたので、身近に感じられた。今でも観ているよ」と笑う。高校卒業後は自動車整備専門の学校に通った後、整備士として10年以上の経験を積んだ。
○…約20年前に観戦した「マーチカップ」で車4台が並んでコーナーに進入する姿に衝撃を受けた。「ぎりぎりの勝負がかっこよくて『自分もレースに出たい』と思った」と笑みを浮かべる。その後は地域のレースなどに参加。子どもが生まれてからはサーキットから足が遠のいていたが、レースへの情熱は捨てきれず、同僚と会社にレーシングチーム設立を提案したところ快諾され、レース活動を再開した。
○…昨年はチーム全体として楽しくレース活動を行うことができた一方で、思うような結果が残せなかった。トライ&エラーの繰り返しの中でも、自身を含めチームのメンバー全員が自主性を持って活動しており、今年は昨年以上にドライバー・車・チームがパワーアップしているという。「今年はYaris Cup決勝で上位に入る活躍ができると思う」と自信を覗かせた。
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