7人制サッカー「ソサイチ」のアジア大会で優勝した日本代表選手の 関根 友弥さん 長津田在住 30歳
新たな「最高」を求めて
○…「絶対に勝てると自信を持って臨んだ」。今年4月にフィリピンで開かれた7人制サッカー「ソサイチ」のアジア大会。日本、フィリピン、ブルネイ、インドの4カ国が鎬を削った同大会に、日本代表の副キャプテンとして出場した。インドとの決勝戦では、2度同点に追いつかれるも3対2で勝利。3日間の大会を全勝で飾り、アジアにその強さを見せ付けた。
○…大学卒業後、同級生らとソサイチのチーム「LAZO.FC」を発足。現在も代表兼選手としてメンバーをけん引し、国内リーグ戦に参加している。「LAZOはスペイン語で『絆』。仲間との絆を大切にしたいとの思いを込めた」。同チームは5月、リーグ戦で念願の初優勝に輝き、大きなトロフィーを獲得。その重みに仲間との絆を一層強く実感する。
○…保土ケ谷区に生まれ育ち、サッカーW杯フランス大会を機に小1でサッカーを始めた。大卒後、保健体育の講師として高校で教え始めた後も、25歳で豪州にサッカー留学。現地の屈強な選手たちに交じって己を磨いた。「オーストラリアの選手たちは家族との時間をとても大事にする。留学を通じ、自分も家族をより大切にしたいと感じた」
○…その思いを胸に、鶴見区内の私立高校教諭として多忙な日々を過ごす現在、家庭では妻と共に2歳の息子の子育てを楽しんでいる。好きな言葉は、ミュージシャンのKREVAが大切にしている「最高はひとつじゃない」。うれしい出来事があっても、きっとそれを超える素晴らしいことも起こるはず。そう信じると力が湧く。9月にはメキシコでソサイチのW杯が開かれる。「ぜひ出場し、世界一を目指したい」。走り続ける。新たな最高を求めて。
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