栽培収穫体験ファームとして長年にわたり多くの利用者が野菜づくりを楽しんでいる北八朔町の山下農園(大澤博園主)で6月17日、夏野菜の収穫が行われた。
同園は約1300平方メートルの敷地内を26区画(1区画30平方メートル)に整地。利用希望者に貸し出しており、今年で23年目という。大澤園主は「利用者の皆さんに毎週土曜の朝に集まってもらい、黒板を使って栽培の指導をしている。学校みたいなものだね」と語る。
人を育てるのと似て
園内ではキュウリ、ナス、インゲン、トマト、トウモロコシなどさまざまな農作物が育ち、この日は照り付ける日差しの下、利用者25人ほどがキュウリやナスなどの収穫を楽しんでいた。
同園での栽培は今年で3年目という三保町在住の麻生寿吉さん(70)は「野菜づくりが楽しくて、いつも朝一番にここに来る。昨年はキュウリ800本、ナス600本、トマト90個も獲れた」と話す。趣味として野菜の栽培を始めた麻生さん。「野菜づくりは人材育成と似ている。野菜も人も豊かに実るには、ゆっくりと時間を掛けることが大切だから」。収穫した野菜は自宅で食べるだけでなく、近所にも配る。「喜んでもらえるのが励みになる」と話していた。
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