玄海田公園で管理されている2頭のヤギが8月17日から22日までの6日間、区内森の台調整池で「草刈り」に挑戦した。今回の取組は、同公園で実施されているヤギを導入した除草作業の周知を目的としている。
草刈りに挑戦したのは、玄海田公園(長津田みなみ台)で管理されているヤギの「げん」と「かい」。同取組は、日ごろ玄海田公園内の3カ所で繋牧され園内の除草作業に一役買っているヤギを多くの人に周知してもらうことを目的に試験的に実施したもの。緑土木事務所が企画し、同公園の指定管理者「緑とコミュニティグループ」の協力で実現した。
同グループの浦部裕光さんによると、玄海田公園では2017年、市内の公園では初めて園地の除草作業にヤギを導入。「げん」と「かい」はクズやカシ類の葉のほか、セイタカアワダチソウ、オオブタクサなどを好み、1日に約5kgの草を食べるという。除草作業にヤギを導入することで「草刈り機などのエンジンを使用しないため化石燃料由来のCO2、焼却処分時のCO2などが発生しない」「ヤギのふんは家畜の中で最も水分が少なく、短い期間で堆肥化し植物の栄養になる」などのメリットがあるという。また、丈夫なひづめがあるため急斜面など作業が困難な場所にも適している。
間近で観察も
期間中19日と20日の2日間は同調整池内の2頭のヤギを間近に観察できるよう緑土木事務所職員らが立ち合い、近隣住民らがフェンス越しに草を与えた。小さな子どもたちは自身が差し出した草をヤギが食べる姿に笑顔になっていた。
緑区内で市が管理している雨水調整池は29カ所。その他、民間で管理している調整池も多く存在する。
緑土木事務所の担当職員は「ヤギによる除草を少しでも多くの人に知ってもらいたかった」と話した。
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