緑区 人物風土記
公開日:2023.11.23
12月に緑区内の寄席などに出演する社会人落語家の
上州亭 楽々さん(本名:菊池 岳男)
旭区在住 50歳
笑顔を届ける「三刀流」
○…「人生でこんなに集中したことがないほど、全力で落語を披露した」。昨年開催された「藤沢宿・全日本素人落語フェスティバル」。巧みな話芸で爆笑をさらい、初出場にして審査員特別賞に輝いた。「14分間の持ち時間が1時間にも感じられた。スポーツ選手でいう『ゾーン』だったのかも」。現在、社会人落語家としてほぼ毎週イベントに出演。12月にも緑区内の複数の施設で落語を披露する。「多くの人に楽しんでもらい、それを自分も楽しむ。これ以上ないほどやり甲斐がある」
○…大学卒業後、都内の宝飾品専門商社などに務めていた頃、20代半ばで、母を連れて浅草で初めて「生」の落語を鑑賞。徐々にその面白さに惹かれていった。「落語はたくさんの話の中に、それぞれ愛すべき人間たちが出てくる。本当に奥が深い」。40代からは落語を習い始め、自らが出演する側に。故郷が群馬(上州)であることと「自分もお客さんも楽しく」との願いから「上州亭楽々」と名乗り、活動を続けている。
○…幼少期から読書が好きで、小学生の頃は『十五少年漂流記』に夢中になった。大学時代には『深夜特急』に衝撃を受け、バックパッカーとしてマレー半島縦断の旅へ。話芸だけでなく走ることにも関心が高く、昨年はフルマラソンを完走。「高校時代は1500mも走り切れなかったけれど、練習の結果はちゃんと出る。それが面白くて続けている」
○…現在は緑区内に勤めながら、落語だけでなく「ダブルジョイ」の名でマジシャンとしても活動。またイベントでは南京玉すだれも披露するなど「三刀流」だ。「どれも生涯続けられる趣味。今後も長く、地域に笑いを届けていきたい」。皆の笑顔を原動力にして。
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