日常生活でのICT(情報通信技術)活用の利便性などについて理解を深めてもらおうと12月9日、緑公会堂で「スマホで楽しく豊かな生活」と題したイベントが開催された。
緑区デジタル活用促進事業の一環として開かれ、基調講演では、NPO法人埼玉情報センター事務局次長の秋本創さんが講師を務めた。
来場者約200人を前に、秋本さんは「スマホとは、電話ができる小さなパソコンです」と紹介したほか、スマホ普及の経過も解説。「アプリとは、パソコンで『ソフト』と言っていたものとほぼ同じ」と説明し、スマホに「話し掛けて」調べものができること、日本語を英語などに翻訳して外国人とのコミュニケーションに役立てられることなども伝えた。
スマホで国際交流も
トークセッションでは、秋本さんをはじめ、山下エコ生活を考える会の上田クニ江会長、NPO法人霧が丘ぷらっとほーむの代表理事・根岸あすみさん、神奈川大学サッカー部の中村大輝さんと内田大知さんが登場。NPO法人まちづくりエージェントSIDE BEACH CITYの理事長・山口良介さんが司会・進行を務める中、スマホの利便性などについて語った。
上田会長は「写真を撮ってすぐに見られたり、漢字の書き方をすぐに検索できたりして便利」と話し、根岸さんは霧が丘にインド人が800人ほどいることを伝えた上で「スマホを活用して国際交流している」ことなどを伝えた。
竹山団地で神大サッカー部が取り組む高齢者向けのスマホ教室で、住民から操作方法などの相談を受けている中村さん、内田さんは「使い方を教えることを通じて、団地の方々と良いコミュニケーションができている」と話した。
旭区から来場した女性は「神大の学生が竹山で実施しているように、スマホの使い方を安心して聞ける場所が身近にもっとあればいいのに」と話していた。
また「スマホの活用で楽しい人生になりそう」「IoT(モノのインターネット)についてもっと知りたくなった」とした参加者もいた。
![]() トークセッションに登場した(左から)上田会長、根岸さん、中村さん、内田さん、秋本さん
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