焼き鳥・居酒屋とり一中山店(寺山町87の6)は2月24日(土)から3月23日(土)までの期間限定でこども食堂を開く。期間中の毎週土曜、午前6時30分から8時30分まで実施し、各日先着40人。担当の杉山剛さんは「しっかりと朝食を食べることを習慣付けてもらえたらうれしい」と思いを語る。
「高校生!朝ご飯食べようプロジェクト」と名付け、同店で行うこども食堂「讃岐うどん剛」を担当するのは杉山さん(中山在住)。県立高校の教師だった経歴を持つ杉山さんは在職中、朝食を食べずに登校する生徒を多く見てきた。脳と体をしっかりと目覚めさせることができる朝食をしっかりと食べさせるために、「何かできることはないか」と考えていたという。また、近年では若者が家事や家族の介護などをするヤングケアラーの問題もあり「食べないのではなく、時間がないなどの理由で食べられないのかもしれない」と考えるようになった。
香川県のうどん屋で
杉山さんは、自身が讃岐うどんが好きということもあり、さっと手軽に食べることができるうどんを提供することに決めた。その後、香川県に赴き、うどん屋で手伝いをしながら出汁の取り方や麺茹でを学んだ。また、現地のこども食堂での手伝いも行った。
こども食堂は午前6時30分から8時30分まで(各先着40人)。伊吹島産のいりこで取った出汁の香りが自慢の「わかめうどん」(200g)、「明太だし茶漬け」、「だし醤油卵かけご飯」の3品で全品小鉢付き。高校生(小中学生も可、私服登校の学生は学生証を提示)にはいずれも100円で提供する。一般客はプラス200円の協力金を払うことで同メニューを食べることができる。
杉山さんは、「少しでも多くの若者に食べてほしい」と話す。
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