緑警察署は6月18日から21日までの4日間、中山や長津田エリアで、交通死亡事故抑止特別対策に伴う交通街頭活動を行った。これは6月17日、鶴見区内の横断歩道付近で自転車乗車中の小学生と大型貨物自動車が衝突し、児童が死亡した事故の発生を受け、県警が県内全域で事故抑止を目的に実施したものの一環。県警本部交通総務課によると、県内で今年、中学生以下の子どもが交通事故で死亡したのはこれが初めてという。
緑警察署は、信号機が無く、小学生の往来が多い区内の横断歩道で啓発活動を実施。19日は中山駅周辺にある川和踏切の北側のほか、緑区役所付近、中山駅南口側のパチンコ店付近の横断歩道で行った。歩行者や自転車運転中の人などに警察官が声を掛け、自転車運転時のヘルメット着用を促すチラシ配布や、横断歩道の正しい渡り方などを呼び掛けた。
県警本部交通総務課の事故対策官・松沢英之さんは、子どもの自転車乗車時の事故防止に向け「ヘルメットの着用や、交差点での左右の安全確認だけでなく、子どもが自宅を出る際、保護者は『交差点では特に気を付けて』と子どもに注意を呼び掛けてほしい」と話していた。
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