神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2024年8月1日 エリアトップへ

合奏の喜びと伝統 後世に 稽古に励む「神奈川雅楽部」

文化

公開:2024年8月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
部長の河本さん(右)と、練習に臨む部員たち
部長の河本さん(右)と、練習に臨む部員たち

 毎週水曜の夜、鴨居の林光寺からさまざまな雅楽器の音色が響いてくる。笙、篳篥(ひちりき)、龍笛。7月24日、同寺の檀信徒会館に10人ほどが集い、それぞれが熱心に雅楽の演奏の稽古に励んでいた。

 演奏しているのは、県内外から来場した「神奈川雅楽部」の部員たち。この日は、講師として招かれた宮内庁式部職楽部の職員が「ゆっくりなところはもっとゆっくり。早いところは早く」など、緩急を付けた演奏を意識することの大切さなどを指導していた。

「毎回学びがある」

 同部の部長を務めるのは、上山にある萬藏寺の住職・河本冏文さん。河本さんによると、同部は昭和初期に発足するも、第二次世界大戦の際に活動休止を余儀なくされた。戦後、河本さんらが1954(昭和29)年に復活させ、現在に至るという。

 同部は年に1回、演奏会を開いており、これまでに国内だけでなく、アメリカやベトナムなどでも音色を披露。注目を集めた。

 「雅楽は仏教とも縁が深い」と河本さん。「楽器の演奏だけでなく、舞や『うた』もあり、とても奥が深い」と魅力を語る。神奈川雅楽部に所属して約10年という、静岡県在住の後藤久美子さんは「10年続けていても、練習では毎回学ぶことがある。和歌山県の高野山でも演奏させてもらえたし、みんなで合奏できるのがうれしい」と笑顔で話していた。

日本音楽の文化絶やさず

 河本さんによると、神奈川雅楽部の部員数は現在12人。かつては30人ほど所属していたこともあったという。河本さんは「日本音楽が廃れていかないように、活動を絶やさず、一生懸命に続けている」と力強く語る。今後の活動に向け「少しでも部員数を増やしていければ」としている。

 神奈川雅楽部についての詳細などの問い合わせは萬藏寺(【電話】045・931・1573)へ。

〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉

【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000645.html

<PR>

緑区版のローカルニュース最新6

中小企業向けに横浜市が省エネ診断セミナー

中小企業向けに横浜市が省エネ診断セミナー

11月29日、横浜情報文化センターで

10月30日

衆院選 横浜市内の投票率1位は青葉区

衆院選 横浜市内の投票率1位は青葉区

全体では前回下回る

10月29日

「食べて・参加」して横浜の「農」プレゼントをもらおう

「食べて・参加」して横浜の「農」プレゼントをもらおう

地産地消月間の11月に2つのキャンペーン

10月26日

ハワイアン、ラテン 生演奏

緑ふれあいサロン

ハワイアン、ラテン 生演奏

11月3日、鴨居中央会館で

10月25日

バドミントンS/Jリーグ横浜大会に市民50組100人を招待

航空管制システムを語る

航空管制システムを語る

27日に「サロンふらっと」

10月24日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月24日0:00更新

  • 10月17日0:00更新

  • 9月26日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

緑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook