神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2024年8月29日 エリアトップへ

緑区老人クラブ連合会 自作の服 持ち寄りショー 一般に公開、生き甲斐に

文化

公開:2024年8月29日

  • X
  • LINE
  • hatena
ショーの出演者や、スコップ三味線の演奏者ら
ショーの出演者や、スコップ三味線の演奏者ら

 緑区老人クラブ連合会女性部会は8月20日、中山地区センターでファッションショーを開催した。高齢者の生き甲斐づくりや交流促進などを目的にしたもので、区内の老人クラブに所属する女性たちが着物をリメイクするなど、自らが手作りした服を披露。中には約50年前に自身で制作したウエディングドレスを披露した参加者もおり、その美しさに注目が集まった。

   ◇ ◇ ◇

 同部会が主催するファッションショーは今回で2回目。女性部会長でもある同クラブ連合会の平井充子会長によると、昨年、出演者や役員だけで初開催した際に大きな反響があったため、今年は一層広い会場での開催を企画。一般の見学者も来場できる形式にして行われた。

 地域住民らが三味線に見立てたスコップを叩きながら音を鳴らす「スコップ三味線」の演奏や踊りで会場を盛り上げた後、ファッションショーが始まった。

 手作りの服を制作したのは女性たち26人。母が残してくれた着物をリメイクして服を作ったり、洋服の生地でバッグを制作したり、さまざまな工夫を凝らした作品が次々と登場した。制作者自らが身にまとって「ランウェイ」を歩いたり、モデルとして別の女性に着用してもらって披露したりする参加者もいた。来場者たちから「すごくきれい」との声が上がるなど、会場は大いに盛り上がった。

 区内から来場した女性は「とてもきれいなので服に触ってみたくなった。作品の展示もしてほしい」と話していた。

妹への祝福の思い込め

 ブーケを手に、純白のウエディングドレス姿でひと際注目を集めたのは岩本照子さん。ドレスは50年ほど前、妹の結婚式のために自身で作り始め、洋裁学校で学んだ技術を生かして仕上げたという。妹が式で着用した数年後には、自らの結婚式でも身にまとった。姉妹の掛け替えのない思い出の詰まった作品だ。

 式の後、箱に入れて長年自宅で大切に保管していた岩本さん。平井会長から「ぜひ参加してほしい」と打診を受け「何十年も開けていなかったので、箱を開けるときドキドキしました」と笑顔で語る。取り出してみると美しいままだったのでほっとしたという。

 ショーを終え、平井会長は「今回開催して、すごく良い手応えがあった。人が喜ぶ顔を見るのが一番の幸せ」と話していた。

ファッションショーでランウェイを歩く参加者
ファッションショーでランウェイを歩く参加者
約50年前に自作したウエディングドレスを着た岩本さん
約50年前に自作したウエディングドレスを着た岩本さん

緑区版のトップニュース最新6

持続可能な住宅を推進

横浜市

持続可能な住宅を推進

十日市場町に整備誘導

11月21日

電柱への防犯灯設置拡充

横浜市

電柱への防犯灯設置拡充

青葉区の強殺事件受け

11月21日

中山小で伝統継承授業

中山自治会花籠保存会

中山小で伝統継承授業

児童「次の担い手は私たち」

11月14日

DXで搬送時間を短縮へ

市消防局

DXで搬送時間を短縮へ

実証事業で早期整備めざす

11月14日

感謝込め 150周年記念式典

鴨居小学校

感謝込め 150周年記念式典

音楽集会で児童の合唱も

11月7日

不審な訪問が増加

不審な訪問が増加

市水道局が注意喚起

11月7日

あっとほーむデスク

  • 11月14日0:00更新

  • 10月31日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook