霧が丘の「ぷらっとkiricafe」での日本語カフェの担当講師で、10月12日の国際交流イベントにも参加した 辻 翠(つじ みどり)さん 三保町在住 38歳
文化も喜びも伝え合う
○...夫の仕事の関係で4年ほどドイツに暮らしていたとき、現地の人たちと互いの母国語を教え合うなどして交流を深めた。帰国後、日本に住む外国人のための日本語教育に励むようになったのは「気持ちが分かるから。ドイツでは私が助けてもらう立場だったので」。地域のインターナショナルスクールで日本語を教えているほか、今年4月からは霧が丘の「ぷらっとkiricafe」で開かれる日本語カフェの講師として、日本の言語や文化などを伝える活動も続けている。
○...生まれは港北区。幼い頃から犬が大好きで、都内の短大で動物の看護について学んだ。卒業後、川崎市内の動物病院で看護師として勤務し、結婚後はドイツへ。日本との気候の違いを実感し「日本の四季の美しさに改めて感動した」と話す。現地で授かった双子の息子と共に帰国。「一生続けられる仕事に就きたい」との思いから独学で保育士の資格を取得し、現在も都筑区内の保育園に勤めている。
○...2年半ほど前に三保町に移り住んだのは「緑が多いし、子育てする上で環境が良いので」。仕事と3人の育児で多忙な日々を送る中、息抜きは漫画『ONE PIECE』。1巻を読んだらハマり始め「登場人物が仲間を大切にしながら夢を追い駆けている姿」に惹かれるという。
○...霧が丘での「にほんごでちいさなあきまつり」にはスタッフとして参加。当日は、日本語カフェによく来るというインド人やインドネシア人の女性たちが、それぞれの母国の飲食品を来場者に紹介しており、共に交流イベントを楽しんだ。今後も講師として日本文化などを「分かりやすく伝えていきたい」と語る。「多くの人に『日本って楽しい』と思ってもらえればうれしい」
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